保険会社からの提示額80万円から交渉の結果270万円に増額した事案

職業:主婦

1事故概要

相手方が運転する自動車が停車中の自動車に追突し、さらに被害者が同乗する自動車に追突し、玉突き事故となりました。

2保険会社による治療費支払いの打ち切り

被害者は、保険会社から治療費の支払いを打ち切ると言われ、事故から約7か月後に当事務所に来所されました。また、保険会社からは、金80万円の賠償額の提示を受けました。しかし、保険会社提案額は、後遺障害がないことを前提とするものでした。

3後遺障害等級認定

専門家との連携による後遺障害等級認定のサポートを行い、後遺障害等級14級を獲得しました。

4兼業主婦の損害算定

本件事故の被害者は、家事従事者(主婦)でした。被害者が主婦の場合の休業損害や逸失利益の算定は、統計に基づいた労働者の平均年収を基準に行います。
休業損害や逸失利益の算定の方法は、被害者がパート勤務をしている兼業主婦の場合でも変わりはありません。パートの収入が労働者の平均収入を下回っている場合には、家事労働に充てる時間をパート勤務に振り向けていたものとして、労働者の平均年収を基準に損害の算定を行います。

5交渉の経緯

保険会社からの提示額に対し、兼業主婦としての休業損害及び逸失利益の算定がなされていないことなどを指摘しました。

6交渉の結果

当事務所での交渉の結果、休業損害や後遺障害に関する損害を増額し、その他の損害費目の増額も含め、最終的には270万円の支払を受けました。

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